夫婦・夫と妻の温かい家庭づくり・幸せへの道

女性の口やかましさ

女性の口やかましさ

まれに、細かいことに異様に口うるさい男性もいます。当然のことながら、彼は、妻や子供たちからひどく嫌われます。誰から見ても男らしい態度とは言えないからです。

しかし、不思議なことに歴史的に見ても、現在の私たちの身辺を見ても、「口やかましさ」については、圧倒的に女性が多いようです。

良く考えてみれば、当然かもしれません。
そもそも女性は会話能力からして男性の3倍とも5倍とも言われているのですから、「ロゲンカ」では、男にまず勝ち目はありません。

彼女の口から「機関銃」の如くはじき出される"弾丸〃に、男の「単発銃」では、かないっこありません。たいがいの男は次の一発"を撃とうとしている間に、蜂の巣にされてしまいます。

子供に対してガミガミ言う癖がつき、その勢いで夫にまで言ってしまうというケースが多いようですが、子供も夫も閉口しているのには、変わりありません。

特に最近、激増している「不登校」と、それに伴う「ひきこもり」や「ニート化」の原因を辿ると、母親の度を過ぎた口やかましさに端を発していることが、少なくありません。

また、男性で別居や離婚に踏み切った人の話しを聞いても、「妻の口やかましさが、一番耐えがたかった」と述懐する人が、非常に多いのも事実です。

これはひとつの傾向についていっているのであって、いやうちの奥さんはおとなしいですよ。という場合もあると思います。

しかし、男性には男性の、女性には女性の、特徴があり、それを理解し受け入れていくことが大切なのです。

口やかましさに悩まされた人々

?ナポレオン三世の妃

ナポレオン三世の妃、マリー・ユージェニーは絶世の美人であったが、嫉妬心と猜疑心が強く、彼女の口やかましさは何をもってしても防げなかった。

国政の重要会議に乗り込んで邪魔をしたり、姉のもとへ駆けつけて夫の悪口を言つたり、彼の書斎にいきなり踏み込んできて口汚くののしったという。

夫は広壮で豪華な宮廷をもちながら、心の休まる場所がなかった。結果として、彼女は何も得ることはなく、自ら不幸を招いただけであった。

?トルストイの夫人

ロシアの文豪レフ・トルストイの夫人は、臨終の枕辺に娘たちを招いて告白した。
「お前たちのお父様が亡くなったのは、私のせい」
娘たちは黙って聞いていた。母の絶え間ない不平、非難、口やかましさが、父を死に追いやったことを良く知っていたからだ。

トルストイは富にも地位にも名声にも子宝にも恵まれていたが、ある日から、キリストの教えに従って生きることを決心し、土地財産を人に与え、清貧の生活に飛び込んだのだ。野良で働き、木を切り、草を刈り、靴も手製のものをはいた。

しかし、妻は、派手好きで名声や富にあこがれていたので、毎日、彼をののしり、ヒステリックに彼を責め立てた。

1910年10月のある雪の夜、82歳のトルストイは、ついに耐えかねて、家を出てあてもなくさまよい、11日後、彼はある停車場で息をひきとったのだ。彼の最後の言葉は、「妻を絶対に近づけてくれるな」という言葉であった。

?リンカーンの夫人

エイブラハム・リンカーンは、歴史に残る偉大な政治家だったが、結婚には失敗したようである。夫人は世にもまれな口やかましい女性で、一年中、夫に小言を言い、不平と非難を浴びせ彼をこき下ろした。

わめき声は通りの向こうまで聞こえ、あるときは、コーヒーを夫の顔にぶっかけたことも。リンカーンが取りうる唯一の道は、できるだけ顔を合わせないようにすることだったという。

この夫人は最後には、発狂したと言われているので、病的なところがあったのかもしれません。

(「人を動かす」D・カーネギー著山口博訳-創元社)

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